バインディングについて思うこと。

2019.09.27

 
ご無沙汰しております。
久しぶりのブログアップは、今季から発売するHPS×TAKA district(バインディング)についてと僕がバインディングについて求めていることを書いてみました。過去に何度かバインディングについて書いたことがあると思うのですが,自分が書いたことは読み返したりしないのでまた同じこと書いてあるかもしれませんが、、、w

【まず僕がバインディングに対して求めること】
⬇︎
・横方向の動きを妨げないこと(トーションを使えるってこと)
・きつくアンクルストラップを締めても足の動きが制限されにくいってこと
(これは最初のことに近いかな)
・後ろ方向(かかと方向)にしっかりと体重をかけられて安心感があり反応も早いこと

この3つのことをかなり気にしています。

これはSALOMONギアを使う前からずっと思ってきたことです。

僕は昔からバインディングを選ぶ際、ハイバックがヒールカップ部分についてるものは使わず、ベース側からついているものをずっと使用してきました。そのタイプのほうがハイバックがしっかり足を包み込んで吸い付いてる感じがします。
そしてハイバックがベース部分からついてる方が長さもあって安心感があるし、後ろ方向への反応も原理的にも感覚的にも早い気がします。
だから僕はハイバックがベース部分についてる物以外は使いませんでした。
過去にサポートしていただいていたバインディングはSALOMON以外にはFLUXとBURTON、全てハイバックはベース部分からついているものを使っていました。

ちなみに今自分が開発させてもらっているバインディングは、もちろんベース部分からハイバックがついているのですがハイバックがしっかりしていればヒールカップ部分はそんなに硬さは必要ないかなと思っています。もちろん壊れないのが前提なのでそこをクリアしているのが前提での話です。元々使用していたSALOMON districtが1番理想に近かったので、それを元にヒールカップ部分を通常のdistrictよりさらに柔らかいものに変えてもらいました。
それにより横方向への動き、ターン時の足の動きの可動域がさらに広がり、滑りが楽しくなりました。
後ろ足の膝は進行方向に入れた方がターンの時に板を踏みやすくなるし、単純に深く曲がりやすくなります。
後ちょっと前まではインジェクションストラップの締め心地があまり好きではなく布タイプのストラップの方が自分好みで馴染む感じがしてたのでそっちばかりを使用していましたが、北海道のような冷え込むエリアでは濡れた後、乾く前に再び滑ると凍ることが多くてそのため劣化が激しかったんです。
そこでインジェクションストラップを調子よくできれば一番劣化が少ないし、fit感も変わりにくいはず。と思い、
最初のサンプルでもらったインジェクションストラップを自分でカスタムし始めました。
カッターで切り込みを入れたり、肉抜きしたり、パッドをちぎってみたり、、、w
結果的にわかったことは、素材の硬さもありましたがスリッドの入れ方で全然変わる。
僕はしっかりとアンクルストラップを締める方なのでその時のfit感を一番重視しています。
パッドはなくても特に問題ないと思いました。
さらにはトゥストラップは自分好みに変更しました。
トゥストラップはアンクルとは逆にそんなに締めなくてもしっかりホールドしてくれる方が好みなので、今使用しているものはメッシュタイプではなく、ワッカタイプになっています。
まあここは本当に好みで分かれてくるところだと思います。
板との相性を考えると、僕は柔らかい板に硬いバインディングはあまり相性がいいとは思わないのですが、柔らかいバインディングを柔らかい板には組み合わせることはあっていると思います。
両方の動きがなるべく連動するような、自然体な動きをする方ががいいと思っています。
そう考えると、硬い板(フレックス)には硬いバインディング?!ってなると思いますが、硬い板に硬いバインディングも悪くないと思います。ですが足首や膝の動きが制限されることを考えると、、
硬い板でも横方向には動く柔らかいバインディングがあっている個人的にはと思います。その方がしっかり板を踏めるし、可動域も広がるから。
1秒を争うような世界、ハイスピードでの安定感やコントロール性、荒れたバーンで滑れることを重視している人はまた違う話になってくると思っているので、あくまで僕の使用するフィールドでの話です。
気持ちよくフリースタイル、フリーライディングなターンや動きを追求する人には1つのアドバイスとして軽く聞いてもらえればと思ってます。
あと、あまり詳しいことはまだお伝えできませんが、、
来年のモデルは削ぎ落としたい機能(部分)があるのでそこを改良?削ぎ落とすつもりです。
好みな部分のとこでもありますがバインディングも板と同じ考えで、ハイブリットな機能に頼りすぎると滑りやすくはなりますが、自分でコントロールしている感や自分の感覚で曲がる、板に乗る、扱うっていう楽しさが減ってしまう気がしているので、、
今よりもプレーンな感じにしたいと考えてます!!

来年度モデルの板&バインディングも是非楽しみにしていて下さい。